• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2001 年度 実績報告書

中央ヨーロッパにおける地域構造と生活様式の変化―ポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリーの事例―

研究課題

研究課題/領域番号 11691070
研究機関岐阜大学

研究代表者

小林 浩二  岐阜大学, 教育学部, 教授 (30111793)

研究分担者 加賀美 雅弘  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (60185709)
森 和紀  日本大学, 文理学部, 教授 (60024494)
佐々木 博  目白大学, 人文学部, 教授 (70062817)
中川 聡史  神戸大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (10314460)
山本 充  埼玉大学, 教養学部, 助教授 (60230588)
キーワード中央ヨーロッパ / 地域特性 / 人口 / 産業 / 環境 / 生活様式 / 研究報告書 / 地域的格差
研究概要

本年度の調査研究は、3年計画の最終年度であった。本年度は、昨年までの成果を踏まえて、つぎの2点についての調査研究をおこなった。1)中央ヨーロッパおよびバルト三国に関する研究代表者ならびに研究分担者の調査(補足調査を含む)、2)中央ヨーロッパの地域的特色および地域的問題・課題の解明。1)に関しては、研究代表者および研究分担者7人が、平成13年7月から平成14年1月にかけてそれぞれ独自に調査を行なった。なお、バルト三国における調査を実施したのは、中央ヨーロッパの地域特性を浮き彫りにするためである。われわれの調査は、海外共同研究者6人の助力・援助により、順調に進んだ。
また、2)に関しては、東欧革命後の人口、民族、海外投資、産業(農業、工業、観光業等)、インフラ、環境、人々の生活様式や生活行動等の大きなかつ多様な変化が、同時に、地域的格差・差異が顕著になっていることが具体的に明らかになった。われわれは、これらの研究成果を700ページを越える研究成果報告書にまとめた。さらに、われわれの成果は、平成14年(2002年)9月26日〜27日、金沢大学で開催される日本地理学会のシンポジウムならびに9月30日に岐阜県世界分布図センターで開催される研究集会で発表されることになっている。われわれは、それらのシンポジウム、研究集会に6人の海外共同研究者を招聘することを予定している。
今回の科研費による調査研究では、中央ヨーロッパの生活様式についての調査は必ずしも十分とはいえなかった。この点については、今後の課題にしたいと思う。

  • 研究成果

    (12件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (12件)

  • [文献書誌] 小林浩二: "ポーランド北西部における農業地域の変化-ヴェンゴルシーノの事例-"岐阜大学教育学部研究報告 人文科学. 50-1. 1-20 (2001)

  • [文献書誌] 佐々木 博: "ハンガリーのブドウ栽培とワイン"目白大学人文学部紀要. 第7号. 13-37 (2001)

  • [文献書誌] 佐々木 博: "バルト三国の共通性と相違性"目白大学高等教育研究. 第8号(印刷中). (2002)

  • [文献書誌] 森 和紀: "ポーランドにおける水分環境の経年変化と地域差"日本地理学会発表要旨集. No.59. 165 (2001)

  • [文献書誌] 加賀美 雅弘: "中央ヨーロッパにおける民族集団の諸相"東京学芸大学紀要 第3部門社会科学. 第51集. 55-76 (2001)

  • [文献書誌] 加賀美 雅弘: "ハンガリーにおけるドイツ系少数集団のエスニック・アイデンティティ"日本地理学会発表要旨集. No.59. 170 (2001)

  • [文献書誌] 山本 充: "中央ヨーロッパにおける都市間結合の変化"日本地理学会発表要旨集. No.59. 164 (2001)

  • [文献書誌] 中川 聡史: "ポーランドにおける都市からの人口流出現象"日本地理学会発表要旨集. No.59. 166 (2001)

  • [文献書誌] 呉羽 正昭: "チェコにおける観光客流動の変化"人文地理学研究. 25号. 1-36 (2001)

  • [文献書誌] 呉羽 正昭: "東チロルにおける観光業と農業の共生システム"地学雑誌. 110巻. 631-649 (2001)

  • [文献書誌] 呉羽 正昭: "地理学的にみたオーストリアの観光"地理月報. 464. 4-5 (2001)

  • [文献書誌] 呉羽 正昭: "東欧革改に伴う温泉地カルロヴィ・ヴァリの変容"日本地理学会発表要旨集. No.59. 168 (2001)

URL: 

公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi