研究課題/領域番号 |
11691070
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
人文地理学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
小林 浩二 岐阜大学, 教育学部, 教授 (30111793)
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研究分担者 |
加賀美 雅弘 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (60185709)
森 和紀 日本大学, 文理学部, 教授 (60024494)
佐々木 博 目日大学, 人文学部, 教授 (70062817)
中川 聡史 神戸大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (10314460)
山本 充 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (60230588)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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キーワード | 東欧革命 / 中央ヨーロッパ / 地域構造 / 生活様式 / 市場経済化 / 環境 / 産業 / 大都市 |
研究概要 |
1989年に始まる「東欧革命」に伴う急激な市場経済化の進行、旧西ヨーロッパ諸国からの大量のヒト、モノ、サービス、情報の流入は、中央ヨーロッパ諸国の地域構造を大きく変化させた。また、生活様式の急激な変化をもたらした。本研究では、中央ヨーロッパ諸国、なかでも市場経済化の進展の著しいポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリーの4ヵ国を研究対象地域にして、つぎの4点を明らかにした。1)地域構造の変化、2)生活様式の変化、3)地域構造と生活様式の変化との関連、4)1)〜3)の解明を通して、これらの国々の直面している地域問題を明らかにし、その解決の方向性をさぐること。 本研究で明らかになったことは、おもにつぎのようにまとめることができるだろう。1)東欧革命以降、研究対象地域では、人口、民族、産業、インフラ、交通、環境、生活様式や生活行動など、あらゆる面にわたって大きく変化している。2)サービス業などの第3次産業部門の発展が著しく、第1・2次産業部門の発展が遅れており、いわゆる社会階層の分化が進行している。3)大都市、主要な観光地域、旧西ヨーロッパ諸国の隣接した国境地域で発展が顕著であり、農業地域や工業地域で問題が顕在化している。 こうした成果は、平成14年(2002年)9月に金沢大学ならびに岐阜県世界分布図センターで開催されるシンポジウムで発表されることになっている。また、同年9月には、本の出版『中央ヨーロッパの変化と展望(仮題)』を予定している
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