研究課題/領域番号 |
11691078
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
布野 修司 京都大学, 工学研究科, 助教授 (50107538)
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研究分担者 |
山根 周 滋賀県立大学, 人間文化学部, 助手 (40285242)
安藤 正雄 千葉大学, 工学部, 講師 (80110287)
応地 利明 滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授 (60024212)
脇田 祥尚 島根女子短期大学, 生活科学部, 講師 (40280119)
青井 哲人 京都大学, 工学研究科, 日本学術振興会・特別研究員
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キーワード | オランダ植民都市 / オランダ東インド会社(VOC) / オランダ西インド会社(WIC) / c / ケープタウン / 出島 / バタヴィア / コロンボ |
研究概要 |
本年度は、オランダ通詞が江戸参府で泊まったという下関での資料収集を兼ねて、最終とりまとめのための研究集会を小倉で行った。報告書の構成は、大きく、第1章西欧列強と海外植民地、第II章オランダの海外進出と植民地、第皿章オランダの都市計画をまとめた上で、第IV章オランダ植民都市誌として各都市のモノグラフをまとめる。また、それに加えて、第V章比較植民都市論考として、各自が論考を提出することとした。また、オランダ植民都市年表、オランダ植民都市分布図、オランダ植民都市地図リストの作成を最終作業とすることとした。 最終報告書のとりまとめを主作業としながら、それぞれ補足調査を行った。まず、文献についてはハーグの国立公文書館、アムステルダムの熱帯博物館、ライデン大学熱帯民族文化研究所等で引き続き文献資料の収集を行った。特に地図資料についての補足に重点を置いた。現地調査を継続したのはコチン(インド)とウイレムシュタッド(キュラソー)である。また、レシフェ、パラマリボについても補足調査を行った。詳細なフィールド調査を行うことができたのはゴール、コチン、ケープタウン、ウイレムシュタッド、マラッカということになる。インドネシアについてはこれまでの蓄積があり、台湾、平戸・長崎については文献解読を主とした。エルミナ、セント・マーチンについてはデルフト工科大学からレポートを得た。2月にはR。ホームを招いて京都で総括研究会を開催することができた。
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