研究概要 |
本研究は諸外国の学校における薬物乱用防止教育の構成,内容,指導方法,および評価方法を調査研究し,我が国の薬物乱用防止教育に資することを目的とするものである。第2年度である本年度は北米,アジア,オセアニアおよびヨーロッパ諸国について調査した。 (調査対象) 北米 アメリカ合衆国:Lions-Quest USA(オハイオ州コロンバス) アジア タイ:タイ国教育省,UNDCP(国連薬物統制局アジア・オセアニアセンター) 薬物乱用防止教育実践校(高等学校,職業専門学校,大学) シンガポール:国立薬物乱用防止センター オーストラリア: 薬物乱用防止教育実践校(小学校,短期大学) Quest Life Skills Australia,Children's Health Development Foundation ヨーロッパ オランダ:国立精神保健・薬物依存研究所 デンマーク:デンマーク教育大学,保健省,WHOヨーロッパセンター ドイツ:薬物問題研究所 (内容)北ヨーロッパおよびアジア諸国における薬物乱用の実態,ことに青少年における 薬物乱用の実態,ことに青少年における薬物乱用の実態と背景要因,および各国の薬物教育施策(システム構成,カリキュラム,指導内容,指導方法,評価方法)に関する調査,資料収集を行うとともに,各国の薬物教育担当者と薬物乱用問題と薬物教育について相互に情報交換をするためのネットワーク作りについて協議した。また,アメリカ合衆国,オーストラリアではライフスキルをベースにした薬物乱用防止教育の実践校を視察,調査した.
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