研究概要 |
本研究は諸外国の学校における薬物乱用防止教育の構成,内容,指導方法,および評価方法を調査研究し,我が国の薬物乱用防止教育に資することを目的とするものである.最終年度である本年度は北米およびヨーロッパ諸国について調査するとともに3年間の成果をまとめた. (調査対象) 北米 アメリカ合衆国:ミネソタ大学大学院疫学・公衆衛生学研究所 カナダ :薬物依存・精神保健センター ブリティッシュ・コロンビア大学ヘルスプロモーション研究所 ライオンズクエスト・カナダ ヨーロッパ イギリス :オックスフォード大学ヘルス・サービス研究部門 バーミンガム大学公衆衛生学・疫学部部門 サザンプトン大学健康教育学部門 スウェーデン :スウェーデンアルコール及び依存性薬物情報協議会(CAN) 国立教育局 (内容) 北米およびヨーロッパ諸国における薬物乱用の実態,ことに青少年における薬物乱用の実態と背景要因,および各国の薬物教育施策(システム構成,カリキュラム,指導内容,指導方法,評価方法)に関する調査,資料収集を行うとともに,各国の薬物教育担当者と薬物乱用問題と薬物教育について相互に情報交換をするためのネットワーク作りについて協議した。3年間の調査研究で入手した資料,関連研究者,研究機関を整理してデータベース化し,諸外国における学校をベースにした薬物乱用防止教育を比較分析した.
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