研究課題
基盤研究(A)
初年度は、海外研究者との意見交換と基礎的資料収集を中心に行った。1.99年8月に研究協力者を含め計7名が南アジアに出張し、3日〜6日に全員がデリーで大学、研究期間のインド人研究者とセミナーを7回行い、意見交換、本研究テーマに関係の深い開発と民主主義、アジアの安全保障、印パ関係などについて討論を行った。また「日本と南アジア」と題する公開シンポジウムも行った。日印関係が悪化している時点ではあったが活発な討論が行われ有意義であった。日本の学者の存在を知らしめる効果もあった。2.資料収集としては、近藤光博研究分担者が班を代表して、99年9〜10月に行われた第13回インド連邦下院総選挙に関する資料収集を行った。地方政党を含む主要政党の選挙綱領などの収集が主な目的である。資料は全員の共有財産とし、全州を個別に分析する総合的選挙分析を現在執筆中である。3.研究分担者として名を連ねているSridharanとWaseemそれにインドの政治学者Pran Chopra氏を10月に日本に招聘し、2日間のセミナーを行った。また12月には選挙分析で名高いYogendara Yadav氏を招いてインド民主主義の発展についてヒアリングおよび討論を行った。4.上記以外にも、それぞれの研究課題に応じて、各自インド・パキスタン、ネパールなどで資料収集と意見交換を行った。5.以上の研究活動を基礎に、17名によるインド総選挙分析が近刊予定。
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