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2000 年度 実績報告書

南部アフリカにおける地域的再編成と人の移動

研究課題

研究課題/領域番号 11691099
研究機関津田塾大学

研究代表者

小倉 充夫  津田塾大学, 学芸学部, 教授 (40055322)

研究分担者 井上 一明  慶應義塾大学, 法学部, 教授 (80159970)
島田 周平  京都大学, 大学院・アジアアフリカ地域研究科, 教授 (90170943)
青木 一能  日本大学, 国際関係学部, 教授 (90099987)
遠藤 貢  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (70251311)
松田 素二  京都大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (50173852)
キーワード国際労働移動 / 民主化 / 構造調整政策 / 移民政策 / 南部アフリカ / 南アフリカ / ザンビア / ジンバブエ
研究概要

冷戦の終焉と南アフリカのアパルトヘイトの崩壊はこの地域の発展に明るい展望を抱かせた。しかし90年代末に明らかになったのは楽観論ではすまない問題の複雑さであった。高い失業率・犯罪など社会問題の深刻化ばかりでなく、この地域の国境を越えた諸関係の発展により生ずる不法移民の増大などの問題をかかえ、南部アフリカは一つの地域としての取り組みをますます必要としてきている。
こうした背景のもと、ザンビアを中心に構造変動による人の移動、および民主化の動向について分析した。経済危機、さらに構造調整政策の実施の結果、都市の生活水準は下降し、就業機会は縮小した。それにより農村から都市への移動より、むしろ都市から農村への帰還が増大した。帰還者は出身村へ戻るよりも、むしろ他村や地方中・小都市へ行く傾向がある。このことは従来の大都市を中心とした人口集中と都市化とは異なる状況を生み出しつつあるといえる。
なお南部アフリカ諸国間協力の発展がみられるかたわら、国境地帯の人々の活動も活発化している。市場経済化の進展と和平の到来、そして経済危機による地方の貧困化の中で、国境を越えた交易などが盛んになってきており、このことが国家とは何か、国民とは何かという問題に影響を及ぼしていることに注目する必要がある。
1991年の政権交代に示されたザンビアの民主化はモデル的なケースであった。しかし以来10年の間、さまざまな課題が明らかになってきた。出生地主義をとらないザンビアは国籍が選挙において争点となるようになった。このことは本来国民とは何かという課題を負わされてきたアフリカの国が、民主化にともなって新たに抱える問題となっている。

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 小倉充夫: "アフリカの選挙と民主化"海外事情. 第48巻第4号. 2-16 (2000)

  • [文献書誌] 島田周平: "モシ農村のポリティカル・エコロジー"アジア・アフリカ地域研究. 第1号. (2001)

  • [文献書誌] 松田素二: "アフリカにおける民族問題の捉え方"NIRA政策研究. 第13巻第6号. 28-32 (2000)

  • [文献書誌] 松田素二: "共同体の正義と和解"現代思想. 第28巻第13号. 122-133 (2000)

  • [文献書誌] 遠藤貢: "変革期世界とアフリカ"国際関係論研究. 第14号. 1-25 (2000)

  • [文献書誌] 遠藤貢: "21世紀の国際関係:アフリカ研究の問うもの"アフリカ研究. 第57号. 1-4 (2001)

  • [文献書誌] 青木一能: "アンゴラ内戦と国際政治の力学"芦書房. 282 (2001)

  • [文献書誌] 小倉充夫: "国際社会"東京大学出版会. (2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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