研究課題
基盤研究(A)
平成11年度の研究では、研究分担者・研究協力者による5回の研究会を実施し、研究の促進を図った。また、国内の科学教育実施機関(科学系博物館等)および科学の普及行事(科学の祭典等)等約10個所、ならびに中国、オーストラリア、ニュージーランドにおける学校と社会が連携して行っている科学教育の関係機関等を訪問して、外国の状況の現地調査を実施した。その他、それ以前に実施した準備段階で得た理論研究・事例研究をまとめた「研究資料集」を200部作成し、研究グループ内およびこの研究に協力いただく専門家や関係機関等に配布して研究への理解とその推進のために役立てた。調査研究の内容としては、国内・国外の実施調査により収集した資料やインタビュー調査の分析ととりまとめを実施するとともに、次年度に実施する予定のアンケート調査等の準備を行った。それらの一部は日本科学教育学会等の研究会での発表や紀要等への投稿により公表を行った。また、国際比較を実施するための最初の外国人協力者として、中国吉林省長春市に所在する東北師範大学物理系主任の韓長明教授を委嘱して、中国の学校における科学教育の普及に関する活動の概要の報告を依頼した。平成11年度における研究の内容は現在とりまとめ中であり、平成12年度中頃に「中間報告書」としてまとめ、印刷する予定である。
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