研究課題/領域番号 |
11691102
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研究種目 |
基盤研究(B)
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応募区分 | 一般 |
研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
山田 三郎 日本大学, 生物資源科学部, 教授 (00012972)
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研究分担者 |
下渡 敏治 日本大学, 生物資源科学部, 助教授 (00120478)
上原 秀樹 日本大学, 生物資源科学部, 助教授 (80151827)
片岡 晴雄 日本大学, 生物資源科学部, 教授 (80097211)
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キーワード | アジア経済危機 / フードシステム / 北東アジア諸国 / 東南アジア諸国 / 食品産業 / 直接投資 / 食品貿易 / 食料生産 |
研究概要 |
北東アジア(韓国、中国、台湾)と東南アジア(タイ、マレーシア、フィリピン、シンガポール)の研究対象地域における経済危機の食品工業への影響とその生産環境の変化の実態を把握するために、1999年8月、11月、12月に2班に分けて、計4回現地での聞き取り調査を行った。調査先国では、現地、日系食品企業に加え、ADB、APO、TDRI、JETRO、JICAなどの関連機関と大学においても聞き取り調査を実施し、貴重な資料を確保することができた。 我々がこれらの調査を通して得た印象は、北東アジア諸国と東南アジア諸国におけるそれぞれの国のフードシステムが受けた経済危機からの打撃は他の産業と比較して小さいということである。そして、経済危機におけるフードシステムの果たす役割の重要性も再認識させられた。また、我が国からの現地食品産業への直接投資は、経済危機以降一時的に減少したものの、我々の調査時点においては、増産傾向にある合弁企業が多く、全体的に食品関連の直接投資はかなりの回復を遂げていることが判明した。 以上の詳細な分析結果の一部は、機関誌などで報告済みであるが、年度末の中間報告書でその全体の内容を公表する予定である。
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