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1999 年度 実績報告書

マルチメディア時代に対応した総合芸術のファカルティ・ディベロプメント研究

研究課題

研究課題/領域番号 11691108
研究種目

基盤研究(B)

応募区分一般
研究機関立命館大学

研究代表者

松田 保子 (遠藤 保子)  立命館大学, 産業社会学部, 教授 (10185168)

研究分担者 川口 晋一  立命館大学, 産業社会学部, 助教授 (40268149)
松田 博  立命館大学, 産業社会学部, 教授 (20165830)
山下 高行  立命館大学, 産業社会学部, 教授 (00200684)
キーワードマルチメディア / アート / アートマネージメント / FD教育 / デジタルアーカイブ / コミュニティ
研究概要

マルチメディア時代における芸術の諸問題についての現状と課題および芸術関連施設を視察調査することを目的に、国内と国外で調査を行った。1国内。(1)京都市の芸術センターの基本的コンセプトとアートマネージメントに関して運営委員会のメンバーと現状と課題について論議し、本学のアートセンターとネットワーク化するための基盤整備をどうするのかを検討し、(2)東京のNTTのATR研究所やマルチメディア美術館の現状を視察し、(3)アートマネージメント学会の月例会とタイアップし本学のアートセンターの現状と課題について討論を行った。そこで明らかになったことは、第1にこれまでの既成概念から抜け出した現代の芸術を広概念でとらえなおすこと、第2にアートマネージメントに関する学問が重要になってきていること、第3に芸術関連諸機関のネットワーク化が今まで以上に必要であること、などが再認識された。2国外。欧米諸国のマルチメディアの芸術関連施設((1)カールスルー工のZKM、(2)リンツのアルスエレクトロニカセンター、(3)フレノアのアートセンター、(4)バンクーバーのサイモンフレーザーメディア研究所など)を視察し、新しいアートの概念、アートマネージメントのノウハウ、教育機関との連携や地域の人々とのネットワークの仕方などについて聞き取り調査を行った。そこで明らかになったことは、第1にマルチメディア社会における芸術は、リアリティとバーチャルリアリティの不可分な関係にあり、第2に芸術作品やその環境に対するデジタルアーカイブ化は重要であること、、第3に初等教育の一環としてマルチメディア芸術教育が行われ、第4に大学院における造形教育が取り入れられていること、第5に地域の高齢者とのネットワーク化に取り組んでいることが明確になった。来年度は、米国に特化して視察、聞き取り調査を行い、大学のFDのモデル想定までも視野に入れて研究を続けていきたい。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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