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2000 年度 実績報告書

大気蛍光法による最高エネルギー宇宙線の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11691117
研究機関東京大学

研究代表者

手嶋 政廣  東京大学, 宇宙線研究所, 助教授 (40197778)

研究分担者 佐々木 真人  東京大学, 宇宙線研究所, 助教授 (40242094)
福島 正己  東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (30241227)
荒船 次郎  東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (80013415)
吉田 滋  東京大学, 宇宙線研究所, 助手 (00272518)
林田 直明  東京大学, 宇宙線研究所, 助手 (50114616)
キーワード宇宙線 / 超高エネルギー / 大気蛍光 / ライダー / 宇宙線の起源 / GZK cuioff
研究概要

1.将来の巨大蛍光観測装置の開発研究のために、米国側は、米国ユタ州に新しいサイト・ブラックロックを開発した。また、同時に10ヶ所の良好な候補サイトを決定し、土地の確保のための交渉を始めている。
2.355nm波長のNd:YAGレーザーの三倍高調波を使ったライダー装置をユタ大学フライズアイサイトに設置し、1月より自動観測を開始した。新月の夜は自動的にデータが収集されユタ大学、東京大学にデータが運ばれる。Preliminaryな結果として、大気中での光の減衰長が355nmで14kmであることがわかった。
3.HiRes1とHiRes2とによる、エネルギー分解能の優れたステレオ観測が本格的に開始され、約半年の結果で10^20電子ボルトを超えると思えるスレテオイベントが一例観測された。これは明野のAGASAの結果を再確認するものである。
4.7素子望遠鏡の2台をライダーシステムに改造する準備をすすめている。
5.AGASAの観測、データ解析をさらに進め10^20電子ボルトを超える宇宙線を15例観測することに成功した。また、角度分解能の範囲で自己相関があることがわかり、最高エネルギー宇宙線のコンパクトな源が存在することがわかった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 手嶋政廣: "宇宙を飛び交う超高エネルギー(デカジュール)宇宙線"天文月報 日本天文学会編. 94. 103-112 (2001)

  • [文献書誌] M.Teshima et al.: "Cluster Analysis of Extremely High Energy Cosmic Rays in the Northern Sky"Astropart.Phys.. 13. 151-160 (2000)

  • [文献書誌] M.Teshima et al.: "Small-Scale Anisotropy of Cosmic Ray Above 1019eV Observed with the Akeno Giant Air Shower Array"Astropart.Phys.. 10. 225-237 (1999)

  • [文献書誌] M.Teshima et al.: "The Anisotropy of Cosmic Ray Arrival Directions around 1018eV"Astropart.Phys.. 10. 303-311 (1999)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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