研究課題/領域番号 |
11691134
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研究種目 |
基盤研究(A)
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応募区分 | 一般 |
研究機関 | 高エネルギー加速器研究機構 |
研究代表者 |
久野 良孝 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教授 (30170020)
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研究分担者 |
笹尾 登 京都大学, 理学部・物理, 教授 (10115850)
森 義治 高エネルギー加速器研究機構, 加速器研究施設, 教授 (30124176)
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キーワード | ミューオン / ニュートリノ / PRISM / ニュートリノ・ファクトリー / 二次粒子ビーム / ミューオン稀崩壊 / 国際共同研究 |
研究概要 |
本研究の目的は、10^<11>-10^<12>個/秒という従来の十万倍以上に強度を有する画期的な超高強度・高輝度二次粒子ビーム源を建設するために、国際的研究の可能性を調査し、その開始に向けて準備を整えることである。ここで検討する二次粒子ビームは主としてミューオンである。もし、このような世界最高強度の二次粒子ビーム源を作り出すことができれば、そのビーム強度の飛躍的な増加により、素粒子物理学(ミューオン稀崩壊やニュートリノ振動)、原子核物理学そして応用物理学など幅広い加速器科学の研究分野において革命的な進展が期待できる。平成11年度においては、海外での関連する計画であるニュートリノ・ファクトリーのワークショップが夏にフランスで開かれ、そこで我々の検討を発表し、海外の研究者から高い評価をえた。さらに、12月には、つくばの高エネルギー加速器研究機構に多数の外国人研究者を集め、国内外の研究者を交えて、計画を議論した。特に、我々が日本で推進しているPRISM(=Phase Rotation Intense Slow Muon beam)計画に関しては、その着想のユニークさと計画の合理性などが高く評価された。この議論に基づき、日本と米国フェルミ国立加速器研究所との共同研究の道が開かれた。また、欧州のセルン研究所からもPRISMに関しての講演を依頼された。更に、カナダのTRIUMF研究所とのR&D検討計画も進みつつあり、ワークショップをもって検討することになった。このように、初年度から外国研究者との共同研究の道がすでに開けつつある。
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