研究分担者 |
太田 秀樹 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (80026187)
大即 信明 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (40211106)
上田 光宏 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (50016789)
高橋 邦夫 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (70226827)
日野出 洋文 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (50165130)
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研究概要 |
地球環境保全に及ぼすアジア地域の産業活性化について種々の観点から調査研究した. 1)大気汚染に関連する汚染物質の現況,規制状況を火力発電所を中心に現地視察(韓国,日本)したほか,現況データ情報を収集し,未だ規制の徹底していない国が有るなど今後の環境予測等を検討している. 2)アジア諸国では道路交通量の増加に伴い,都市部において騒音問題が深刻化している現状を踏まえ,タイ及びインドネシアにおいて都市騒音の現状を調査し,遮音効果の優れたY字形防音壁の技術移転に可能性について検討中. 3)産業副産物の拡散防止の観点からタイでの利用可能性を検討したところ石炭火力発電所での石炭灰,稲作での籾殻灰,とうもろこしでのバガシアッシュなどであることが判明した. 4)タイ国において地盤工学関連の研究成果について調査し,今後のアジア地域の開発・発展の動向の知見を得た. 5)タイ国においてタイにおける食品工業の現状および環境保全の取り組みについてディスカッションしたほか,ごみ処理施設を視察し,ごみ処理の現状と環境負荷との関わりについて調査した. 6)ラオスにおいて空港における物資の収支,エネルギー事情,ごみ処理に関する状況,未開発資源としての環境資源および観光資源についての現況調査をした. 7)チュラロンコン大学と共同でバンコクの騒音被害を調査してその実態を明らかにし,発展途上国における騒音被害の対策案を検討中.
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