研究課題/領域番号 |
11691156
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
内田 雄造 東洋大学, 工学部, 教授 (60058120)
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研究分担者 |
穂坂 光彦 日本福祉大学, 経済学部, 教授 (10278319)
藤井 敏信 東洋大学, 国際地域学部, 教授 (50165338)
安 相景 東洋大学, 国際地域学部, 助教授 (40307781)
大月 敏雄 東京理科大学, 工学部, 講師 (80282953)
高橋 一男 東洋大学, 国際地域学部, 教授 (70206796)
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キーワード | 住民参加型まちづくり / 居住環境 / アジア都市計画論 / 共同体論 / コミュニティネットワーク論 / チョッパン |
研究概要 |
タイ調査:ナコンサワン、アユタヤ市街地の低所得層住居地における参加型の住環境改善事業を対象に調査が行われた。特に、世界遺産に指定されているアユタヤ市地域においては、保全と開発という視点や個別の地区ではなく市全体の立場から、低所得層住居地の開発のあり方や課題を整理した。ナコンサワン市においては、全国で活発に展開されているコミュニティネットワーク方法の実体を把握し、ネットワーク論が持つ方法論的限界と問題点、または貧困退治や参加によるまちづくりの手段としての今後の可能性を検証した。韓国調査:これまでの貧困地域として広く知られているダルドンネンとは異なった都市の底辺層居住地域としてのチョッパンの特性をその形成及び変遷過程、立地条件、居住者の状況、狭い空間での住まい方等の調査を通じて明らかにした。今後はいかにして居住者の求める環境を整えていくか、そして彼らが安定した生活を送るための行政・福祉サービスを確立させていくかが課題であると感じた。それに合わせて、市民運動として行われている地域密着型共同体運動の実態(自活事業、まちづくり事業、社会福祉事業など)調査をまちづくり運動の発展可能性に重点をおいて行われた。北方謂査:北方地区環境整備全体の計画論(存置住宅(住まい手の残りたい家)をメインに捉え、環境整備に伴う生活道路は各存置住宅を迎えに行った計画)の考え方(個から全体へ)を、その後の街の使われ方等から検証した。
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