研究課題
地球規模の気候変動の中でも大気中のCO_2増加により引き起こされる温暖化により永久凍土の崩壊とそれに伴うCO_2放出、それに続くカラマツ林の動態が温暖化や地球環境の行方を左右する。この温暖化予測を行うために、中央シベリアの北緯68゜に位置するツラ実験林(スカチェフ森林研究所実験林)の調査を実施した。この場所では、極端な環境条件のためわずかな地形要因の違いが、植生や成長を大きく左右する。この現象を利用し予測研究を推進する。ツラ実験に設けられた北向きと南向き斜面での主要構成樹種の光合成機能測定を実施する。とりわけ、木材形成に及ぼすさまざまな環境調査と、栄養条件の改善される山火事跡における土壌呼吸を測定した。さらに2001年1月に日露セミナーを実施し公開発表を行った。
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