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1999 年度 実績報告書

モンゴル森林火災が及ぼす永久凍土の融解と温暖化への影響及びヒートパイプによる抑制効果

研究課題

研究課題/領域番号 11691168
研究種目

基盤研究(B)

応募区分一般
研究機関帯広畜産大学

研究代表者

土谷 富士夫  帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (30003130)

研究分担者 宗岡 寿美  帯広畜産大学, 畜産学部, 助手 (50301974)
丸山 純孝  帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (00003137)
福田 正己  北海道大学, 低温化学研究所, 教授 (70002160)
了戒 公利  清水建設株式会社, 主席研究員
キーワード永久凍土 / ヒートパイプ / 森林火災 / 地球温暖化 / 凍結融解 / ファイヤーウイドー
研究概要

モンゴルの学術調査は平成11年7月21日から8月7日の18日間に渡って行った。森林火災地は、ウランバートルから北西に約250km離れたヘンテイ山系のヘルレン川の左岸、ホイトホリオット支流と合流地点の森林火災地を拠点とした。標高は約1700mの地点であり、ダフリヤカラマツの樹林帯であり、樹冠火火災や樹冠下火災の混合地で、火災跡地にはファイヤーウイド(ヤナギラン)の群落が顕著にみられた。植生は林内はイネ科草、スゲ類、ヨモギ類、ワレモコウ、ツチガネニンジンなどが優先していた。地表から170cmの深さではベットロックが発生し、地温は0.6℃で永久凍土は見られなかった。ここにヒートパイプを埋設し、8箇所にサーミスターを埋設し記録計に接続し埋設した。
この地点から東方に75m登った森林密度の高いダフリアカラマツ林間を掘削した。170cmの深さから永久凍土を発見した。同様にヒートパイプを埋設し、森林火災地との比較対照とした。また、ウランバートルから36km離れたナライハ近郊の草原にもヒートパイプを埋設した。地温断面をみると、永久凍土地点では、その他の火災地や草原より約5℃ほど低いことが判明した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 土谷富士夫: "モンゴルの森林火災と永久凍土の融解"雪氷学会凍土研究部会. (1999)

  • [文献書誌] 土谷富士夫: "モンゴル国の永久凍土森林火災地"雪氷. 62巻2号. 166-168 (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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