• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

一葉植物(イワタバコ科)の進化学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11691195
研究種目

基盤研究(B)

応募区分一般
研究機関日本女子大学

研究代表者

今市 涼子  日本女子大学, 理学部, 教授 (60112752)

研究分担者 塚谷 裕一  岡崎基礎生物学研究所, 助教授 (90260512)
岡田 博  大阪市立大学, 理学部, 教授 (40089892)
キーワード一葉植物 / イワタバコ科 / Monophyllaea / 個体発生 / 分子系統 / 系統分類 / 進化
研究概要

平成11年12月11日より平成12年1月6日まで、マレーシアとタイにおいて野外調査を行い、イワタバコ科のMonophyllaea属十数種、近縁属のChirita属、Epithema属数種について研究材料を採取し、それと同時に生育条件の調査を行った。主な調査地はマレーシアのサラワク州クチン近郊(12月12日〜15日)、ムル(12月16日〜22日)、ミリ(12月23日〜24日)、そしてランカウィ島(12月25日〜27日)半島部のイポー周辺(12月28日〜29日)である。タイでは南部のチュンポン、パンガ近郊(12月30日〜1月5日)を調査地とした。
Monophyllaeaは1枚の大型子葉の基部から花序を形成するのが一般的ではあるが、属内に形態変異がみられる。本調査では、花序が葉身基部ではなく胚軸から作られるM.singularis,M.pendula、葉身と胚軸上部が半分にさけるM.fissilis、大型子葉の基部から、大型子葉と同形の葉が、花序に混じって形成され2階建てのようにみえるM.insignisなど、興味深い種について多量の試料を収集することができた。試料としては、分類学的解析用の乾燥標本、DNA解析用の強制乾燥標本、形態形成解析用の幼植物から成熟個体まで様々な発達段階にある植物体の固定標本、及び胚や発芽直後の個体を得るための種子を含んだ。またMonophyllaeaは東南アジアの湿潤熱帯の石灰岩地帯のみに生育する植物で、栽培が大変困難とされている。栽培を成功に導くためには適切な栽培条件を設定する必要があり、そのための生育環境条件の調査を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Imaichi, R., Nagumo, S. Kato, M.: "Ontogenetic anatomy of Streptocarpus grandis (Gesneriaceae) with implications for evolution of monophylly."Annals of Botany. (印刷中). (2000)

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi