研究課題/領域番号 |
11691205
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
寄生虫学(含医用動物学)
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
川本 文彦 名古屋大学, 医学部, 助教授 (40115556)
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研究分担者 |
木村 政継 大阪市立大学, 医学部, 助手 (60195378)
松岡 裕之 自治医科大学, 医学部, 助教授 (10173816)
北 潔 東京大学, 医学部, 教授 (90134444)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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キーワード | マラリア / 東南アジア / ミャンマー / G6PD欠損症 / 四日熱マラリア原虫 / SSUrRNA遺伝子 / 疫学調査 / 新型種 |
研究概要 |
タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマーにおいてマラリア疫学調査と共にG6PD欠損症の迅速診断法も実施し、得られたマラリア原虫や血液サンプルの遺伝子解析を行った。 1)タイにおける調査はミャンマー国境のサンカブリとラノンにおいて実施した。ラノンでは、多数の四日熱マラリアと少数の卵形マラリア感染者が検出された。 2)ベトナムにおける調査はラムドン省バロックにおいて実施した。従来と比較すると患者数の増大傾向が認められた。 3)インドネシアの調査は、東ヌサテンガラ州フローレス島マウメレ、東ジャワ州バヌワンギ、パチタンおよびカンゲアン島において疫学調査を行なった。東ジャワ州ではマラリア感染者は少なかったが、バヌアンギではSERA抗原遺伝子が全て同一型を示し、一人の患者から感染が広まったものと考えられた。 4)ミャンマーのマラリアの疫学調査は、モン州チャイトーンとタトーン、シャン州ムセ、ピンダヤおよびカーロー、ラカイン州タンドウェとシッドエで実施した。いずれの地域でも多数の四日熱マラリアと卵形マラリア感染者が検出された。特に、四日熱マラリア症例では、形態学的に従来型と異なる2種類の新型四日熱マラリア原虫が見い出された。これらの新型原虫の18SリボゾームRNA(SSUrRNA)遺伝子は、従来の四日熱マラリア原虫で報告された配列と異なっており、新型種と考えられた。
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