研究課題
基盤研究(A)
本研究は、韓国側のソウル市立大学校国史学科、韓国教員大学校歴史教育科を共同研究者とした国際研究である。テーマは歴史教科書改善のための基礎的研究で、3年間の予定で本年は初年度にあたる。1999年6月18日には韓国のソウル市立大学校を会場に、先史時代と近代を中心に日韓双方の報告と討議が進められ、また巡検で板門店を調査した。2000年1月18日には岩手県盛岡大学において後期のシンポジウムを開催した。韓国からは7人が参加した。テーマは「歴史研究の動向と歴史教科書の記述-検討課題の明確化のために」であった。また、調査として水沢市斉藤実記念館などを訪問した。東京で次回の打ち合わせの会議を行い、次回を2000年6月に行うことを決定した。今年度の2つの会議を進めるために、教科書の分析や翻訳作業などに大学院生などの協力を得て、初年度でありながら大きな成果を得ることが出来た。その成果は、2冊の報告書としてまとめた。