研究課題/領域番号 |
11694041
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
大久保 史郎 立命館大学, 法学部, 教授 (90066720)
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研究分担者 |
徐 勝 立命館大学, 法学部, 教授 (30309083)
上田 寛 立命館大学, 法学部, 教授 (90093195)
赤澤 史朗 立命館大学, 法学部, 教授 (80202513)
松本 克美 立命館大学, 法学部, 教授 (40309084)
中島 茂樹 立命館大学, 法学部, 教授 (10107360)
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キーワード | 現代韓国の法 / 現代韓国の政治 / 民主化 / 権威主義体制 / 韓国の憲法裁判 / 韓国の労働法 / 国家保安法 / 戦後補償 |
研究概要 |
本研究では、韓国の民主化に対応する憲法・刑事法・労働法・行政法・経済法等の変動に関する分析を行い、その過程と到達点、限界を明らかにした。共向研究の経過を次に示す。 第1回(99年4月・ソウル)(1)「権威主義体制下の司法部と刑事裁判」(韓寅燮)(2)「韓国労働法の形成と展開」(朴洪奎)(3)「韓国の民主化における憲法裁判所と基本権の実現」(鄭宗愛)(4)「韓日間の過去清算問題の法的解決のための模索」(金昌禄)(5)「解放後における親日派処理問題に関わる小考」(徐仲錫)・第2回(99年10月・京都)(1)「韓国の陪審制度実現に向けての市民運動」(朴元淳)(2)「日本の陪審制度」(山崎浩一)(3)「日韓米の安全保障戦略と朝鮮半島」(豊下楢彦)(4)「日本の周辺事態法と韓国」(李京柱)(5)「日本の最高裁判所(園部逸夫)(6)「韓国の司法制度改革」(沈義基)(7)「日本の司法制度改革」(松宮孝明)(8)「韓国の人権委員会の成立と役割」(郭魯絃)。第3回(2000年6月・韓国慶州)(1)「韓国民主化における憲法裁判所と権力統制」(鄭鍾燮)(2)「韓国の政治改革と市民社会の挑戦」(朴元淳)、(3)「世界化・経済危機における韓国の対応」(権五乗)(4)「世界化・経済危機における労使関係・労働市場、労働法の変化」(宋剛直)・第4回(2000年12月・京都)(1)「1900年代初期の韓日諸条約の不法性」金昌禄(釜山大教授)(2)「日本の戦後補償の動向と法的争点」(赤澤史朗)(3)「韓国の行政手続法・情報公開法の問題点と改善方案」金性沫(延世大教授)(4)「韓国の女性と法の現実」(呉ジョンジン)。第5回(Ol年5月・釜山)(1)「現代韓国の民主化過程からみた政治構造の転換」(鄭海亀)(2)「国際人権法と韓国の民主化過程」(李根寛)(3)「韓国の民主化と国家保安法」(金鍾書)。以上の報告のうち、9論文は『立命館大学法学』に掲載され、全体は『現代韓国の法・政治構造の転換』として、今年度に公刊される。
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