研究分担者 |
鳩貝 太郎 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター・基礎研究部, 総括研究官 (10280512)
三宅 征夫 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター・基礎研究部, 部長 (50000071)
小倉 康 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター・基礎研究部, 主任研究官 (50224192)
瀬沼 花子 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター・基礎研究部, 総括研究官 (30165732)
猿田 祐嗣 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター・基礎研究部, 総括研究官 (70178820)
|
研究概要 |
TIMSS-R VIDEO STUDYによって,1999〜2000年に日米を含む世界数カ国で収録された各100時間程度の中学2年の理科授業ビデオを基礎的データとし,これに関わる各国の研究者の協力の下,理数授業ビデオの分析法を国際的に検討するとともに,わが国の理科授業の水準を国際的に評価するために,研究2年次の本年度は以下の研究を実行した。なお,本研究は次年度が最終年度であり,研究で得られた新たな知見は次年度に報告する。 1.9月と3月に渡米し,TIMSS-R VIDEO STUDYにおける理科と数学の授業ビデオの分析過程を調査するとともに,日米両国の理科授業分析手法について協議を行い,わが国での理科授業分析にとって有用な情報を得た。また,4年前のTIMSS VIDEO STUDYで,わが国で収録された数学授業ビデオに関するTIMSS-R VIDEO STUDY中での再分析の状況について調査した。 2.平成11年度に開発した授業分析法について,米国と国内の学会で発表を行い,多くのフィードバック情報を得た。 3.平成12年2月に実施した「理科授業分析国際会議」で得られたデータを元に,次年度に渡航調査を行う米国他海外4カ国における理科授業の背景要因に関する分析を行うとともに,TIMSS-R VIDEO STUDYにおけるこれら4カ国の理科授業ビデオの一部について翻訳するとともに分析を行い,渡航調査における課題を明確化した。 4.わが国の理科授業ビデオデータの分析から,わが国で高く評価されている授業と典型性の高い授業の特性を検討し,次年度に海外の教育者,研究者による評価情報を得るための準備を進めた。
|