研究分担者 |
小林 登志生 メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (20186753)
川淵 明美 メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (30195135)
坂元 昂 メディア教育開発センター, 所長 (00016338)
大西 仁 メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (40280549)
望月 要 メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (80280543)
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研究概要 |
本研究は科学研究費補助金の旧国際学術研究での申請によりスタートしたもので,現在,米国スタンフォード大学との共同研究により年間数回のミーティングを行い,研究討論や協議を行うとともに,メディア教育開発センターとスタンフォード大学間を結ぶ国際間遠隔協調学習の試行実験を企画している.遠隔協調学習というこれまでの教育分野において試みられてはいるが,決して経験の蓄積が多くはない新しい教育方法の効果を科学的に,すなわち計量的に測定,評価するためのモデルの構成と評価方法の開発を目的とする.コミュニケーション科学としての遠隔協調学習のモデルを情報学的立場と認知心理学的立場の両面からの検討・構築をめざすものである. 平成12年度には相互訪問と会議は平成13年1月(日本側のスタンフォード訪問),平成13年3月(米国側のメディア教育開発センター訪問)の2回であった.現在,常時50Mbps前後の広帯域の国際間ネットワークを確保しており,以下のような実験をまもなく開始する予定である. 1)プロジェクト・ベースド・ラーニングに基づく国際間遠隔協調学習ならびに遠隔微細作業指導の実施 2)気付きを目的とする異文化交流でのチャット&ディベート方式の実施 3)京都スタンフォード日本センターにおけるME133(機械設計論講義)の状況論的学習の効果実証を目的とした国際間遠隔教育実施 4)高臨場感・視線一致式環境における高度なコミュニケーションをはかる遠隔協調学習実施
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