研究課題/領域番号 |
11694056
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
菊池 正幸 東京大学, 地震研究所, 教授 (20046147)
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研究分担者 |
古村 孝志 北海道大学, 教育学部, 助教授 (80241404)
纐纈 一起 東京大学, 地震研究所, 助教授 (90134634)
深尾 良夫 東京大学, 地震研究所, 教授 (10022708)
石原 靖 横浜市立大学, 理学部, 助手 (40232334)
澁谷 拓郎 京都大学, 防災研究所, 助手 (70187417)
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キーワード | メキシコ / 強震計観測網 / 即時解析 / 強振動生成 / 広帯域地震計観測網 |
研究概要 |
日本・メキシコ両首都圏では世界でも有数の広帯域地震計と強震計の高密度ネットワークが整備されている。本計画では、この記録を使って、震源と強振動分布の詳細な情報を早期に把握し、利用者に提供していくシステムの開発を目指す。 計画の初年度にあたり、それぞれのデータ収集システムを整備すること、及び、相互訪問により研究者間の情報交換を行なうことに重点をおいた。主な成果は以下の通りである。 1.日本国内の観測データ利用環境の整備 一部他のプロジェクトとの共同により、自治体等による既存観測網のデータを活用する道が開かれ、首都圏の強震計観測網が一段と強化された。 2.メキシコ国内の観測データ利用環境の整備 太平洋岸Guerrero地域の沿岸沿いとそれと直交するメキシコ市までの経路に沿った強震計アレイが稼動を開始し、これまでM7クラスの地震記録が得られた。 3.相互訪問による研究討論 平成12年1月に、日本から7名の研究者がメキシコ国立自治大学(UNAM)及び国立防災センター(CENAPRED)を訪問し、延べ4日間にわたるセミナーを開催した。地震データの即時解析手法、強震動生成のメカニズム等について共通認識を深めた。 平成12年3月に、メキシコから3名の研究者を招聘した。この間、セミナーで研究討論を行なうとともに、自治体のリアルタイム地震防災システムの視察を行った。
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