研究課題/領域番号 |
11694097
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
佐藤 毅彦 東京理科大学, 計算科学フロンティア研究センター, 講師 (10297632)
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研究分担者 |
今井 一雅 高知工業高等専門学校, 電気工学科, 助教授 (20132657)
佐藤 毅彦 東京理科大学, 計算科学フロンティア研究センター, 講師 (10297632)
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キーワード | 木星 / 磁気圏 / 赤外線 / 電波 / オーロラ / 衛星 / プラズマ |
研究概要 |
本年度は以下に示したように、研究計画に沿って研究を進めることができた。 ●今井は4月にヨーロッパ地球科学学会において、電波・赤外観測に基づく研究成果を発表。木星デカメートル波のモジュレーションレーンを精密解析し、Non-Io-A電波源のLシェルを高い精度で推定した。 ●今井は8月に約一ヶ月間フロリダ大学に滞在し、Reyes,Carrとともに木星電波観測を実施した。また、過去の電波データの処理と解析を完了し、それに基づく新しい論文の執筆作業を行なった。 ●佐藤とConnerneyは、11月中旬、12月中旬、2001年1月初旬、2月初旬と下旬、3月中旬にIRTF望遠鏡(米国ハワイ州)を訪れ、木星オーロラ現象の赤外線観測を実施した。11月〜12月データの一次処理を完了し、特に好条件に恵まれた12月データから、赤外オーロラの詳細と、衛星イオと木星磁場との相互作用について、新しい知見を得た。 ●佐藤とConnerneyは10月にアメリカ天文学会惑星科学部門において、赤外オーロラ観測に基づく研究成果を発表。物理モデルに基づく木星極域へのオーロラ粒子降下フラックスと高分解能画像データを比較し、木星磁気圏の活動をモニターしている。 ●Connerneyは11月に東京理科大学を訪れ、佐藤、今井と赤外・電波データの比較、それに基づく新しい論文の執筆作業を行なった。
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