研究概要 |
本年度の「仮想化学教育」プロジェクトの活動を項目別に示す. (1)学会活動 第 回化学ソフトウエア学会(平成11年10月・国立)竹内が仮想化学教育(VCE)を中心とした記念講演を行った.伊藤,吉田も講演した. 第 回情報化学討論会(平成11年11月・山形)外人共同研究者R.Sandersonを招聘し,インターネット教育に関する特別講演を依頼した.伊藤もVCE関連の講演をした. 第8回アジア化学会議(平成11年11月・台北)竹内は化学教育特別シンポジウムの共同責任者,伊藤はこの中のインターネットを利用した化学教育フォーラムを主宰した.また,竹内,細矢,伊藤,吉田が講演を行った. 日本化学会第 春季年会(平成12年3月・習志野)外人共同研究者j.Lagowskiを招聘し,化学教育に関する特別講演を依頼した.伊藤は特別企画「インターネットと化学教育」を主宰し,伊藤,吉田がVCE関連の講演を行う. このように,内外の学会において,VCEの存在感を示すことができた. (2)国際的な立場の強化 平成11年8月,吉田は外人共同研究者Rzepaを訪ね,共同研究を開始した. 平成11年8月,ベルリンで開催された国際純正応用化学連合(IUPAC)・化学教育委員会(CTC)の会議に竹内,伊藤,Lagowski,Sandersonが出席し,VCEの世界規模での展開を報告し,高く評価された.また,CTCの機関雑誌International Newsletter on Chemical Educationの電子雑誌化と,編集発行をVCEの枠の中で進めることを依頼された. (3)マルティメデイア教材の創作 竹内著「立体化学」(講談社)の英語・マルティメディア版の製作はほぼ半分終了した. VCEの多面的な活動は教育工学界にも評価され,新聞に紹介されるようになった.
|