研究課題/領域番号 |
11694114
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
西 則雄 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究科, 教授 (70001857)
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研究分担者 |
覚知 豊次 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究科, 助教授 (80113538)
坂入 信夫 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究科, 教授 (60153863)
西村 紳一郎 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00183898)
野水 基義 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究科, 助教授 (00311522)
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キーワード | 複合的バイオ新素材 / 蛋白質 / 核酸 / 糖質 / ペプチド / PNA-コラーゲン複合体 / 糖ペプチド / DNA-キトサン複合体 |
研究概要 |
蛋白質、核酸、糖質等、生体関連高分子物質に関する研究は、近年、極めて大きく進展している。しかしながら、それぞれの分野がそれぞれ独自の歴史と世界を持ち、各分野間の交流や共同研究は少ない。生命体を構成する成分は、多くの生体関連高分子やその周辺化合物よりなる複合体である事を考えると各分野が融合した分野にこそ多くの超機能性物質創出の可能性がある。 本研究では、ペプチド、蛋白質、核酸(DNA及びRNA)、糖質、脂質等、ほぼすべての生体関連有機化合物をカバーできる日独の研究者グループによる共同研究で、生医学等の多くの分野で、極めて新しいタイプのバイオ新素材を創出することを目的として、例えば、次のテーマで研究打ち合わせ、議論を行いつつ研究を進めている。 (1) DNA-コラーゲン複合体の線維及び皮膜調製法の開発 (2)生理活性ペプチド含有のDNA-コラーゲン、並びにDNA-キトサン皮膜の開発 (3)上記皮膜より生理活性ペプチドや、その他の生理活性物質の徐放と医薬及び医用高分子としての利用 (4)糖ペプチド及び糖タンパク質の基礎研究 上記研究打ち合わせのため本年度はクンツ教授を札幌に招き、セミナーを開催するとともに、北大側の研究者と研究打ち合わせ、議論を行った。また、西、坂入、野水はドイツの学会等において本プロジェクトに関連する情報を収集した。
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