研究課題/領域番号 |
11694122
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研究種目 |
基盤研究(A)
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
小濱 泰昭 東北大学, 流体科学研究所, 教授 (60006202)
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研究分担者 |
菊地 聡 東北大学, 流体科学研究所, 助手 (40312665)
渡部 英夫 東北大学, 流体科学研究所, 助手 (10006190)
樋口 博 東北大学, 流体科学研究所, 教授 (00312661)
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キーワード | 三次元境界層 / 次世代航空機 / 抵抗軽減技術 / 遷移点計測 / 境界層制御 |
研究概要 |
次世代の航空機は地球環境を配慮した省エネルギー性、低騒音性が求められている。本研究は次世代航空機開発に必須となっている、流体摩擦抵抗軽減に必要な境界層制御技術開発の基礎となる後退翼上面に発達する三次元境界層の乱流還移機構、乱流エネルギーの発生メカニズムを明らかにすることである。 これまでの実験・研究の結果以下のような研究実績が得られた。 (1)乱流遷移流れ構造を考慮した吸い込み法により、効率の良い層流制御の見通しが得られた。 (2)ゲルトラ不安定性の場合二次不安定性として、加速流ではサイノスモードが、減速流ではバリコスモードが卓越することが判明した。 (3)バリコスモードでは壁に垂直方向の変動をもたらし、その変動が乱流遷移を著しく促進することが判明した。
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