• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2001 年度 実績報告書

防災計画及び防災計画策定システムに関する日中共同研究

研究課題

研究課題/領域番号 11694132
研究機関東京大学

研究代表者

小出 治  東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (30134456)

研究分担者 増山 篤  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (50322079)
城所 哲夫  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (00282674)
加藤 孝明  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (30251375)
キーワード防災計画 / 計画支援 / 日中共同研究 / 地理情報システム / 地震被害想定
研究概要

今年度は、研究期間の最終年であることから、中国北京市において研究ワークショップを行った。このワークショップには、研究分担者である天津市地震局の研究員3名のほか、中国地震局の研究員も加わった。ワークショップにさきだち、近年中国で整備が進められている防災指揮センターの施設視察を行った。
ワークショップでは、日本側からは防災計画支援システムの現状と課題をこの一年間の日本の動向をふまえて講演が行われた。中国側からは天津市全域を対象とした計画支援システムの構成について講演が行われた。
ディスカッションでは、日本と中国の社会経済状況の違いを踏まえた上で、防災計画支援システムのあり方について議論が行われた。
学術的に開発された技術を如何に計画の現場で役立つものにするかが共有の課題であることが再確認された他、防災の専門家が行政組織にいないという日本の問題点、データの更新を意識していないという中国の問題点など、双方の立場から相互の問題点が指摘された。また、中国で来年度から始まる新地震防災首都圏5ヵ年計画の主要テーマ、共同計画を成立させる条件、共同研究のあり方などに関して広く議論が行われた。
今回の研究成果は、議論の内容も含め、報告書に掲載するとともに、中国において出版されることを確約された。
今年度で、研究期間は終了するが、継続的に研究交流することが約束された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 加藤孝明, 藤五小: "中国の地震防災体制"月刊「地球」. 277. (2002)

  • [文献書誌] 加藤孝明: "中国の地震防災体制"地域安全学会研究報告書「中国の地震防災」. (2001)

URL: 

公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi