研究概要 |
今年度の研究結果として以下のような見地を得た. 1.a-Siおよびpoiy-Si TFTを使った電流指定AM駆動画素回路を提案し,これらの回路はTFTおよび有機LEDの閾値電圧の変動を補償し精密な中間調表示を与えることがわかった. 2.4inch以下の小型パネルではpoly-Si,それ以上の大型パネルではa-Si TFTを用いたAM回路がコスト面で優位であり,将来このような棲み分けがなされるであろう. 3.poly-Si TFTを使った電流指定AM駆動画素回路とリセット機能付きDAC回路を提案した.これらの回路はデータ線寄生容量の合計が数pF以下と小さくできるならば,TFTの特性のばらつきを十分に補償し4bit以上の中間調表示を与えることができることがわかった. 4.定電流駆動集積回路の設計に取り組み,ローム0.6μmプロセスにて試作を行った.
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