研究課題/領域番号 |
11694177
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
比企 静雄 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (50006227)
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研究分担者 |
鎌田 一雄 宇都宮大学, 工学部, 教授 (80016609)
渡辺 亮 熊本大学, 工学部, 教授 (50040382)
伊福部 達 北海道大学, 電子科学研究所, 教授 (70002102)
福田 友美子 国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所, 室長
城間 将江 国際医療福祉大学, 助教授 (80285981)
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キーワード | 人工聴覚 / 音声情報 / 声の高さ / 日本語 / 韓国語 / 中国語 / 視覚 / 触覚 |
研究概要 |
第1年度末に、研究代表者が国外の研究分担者である国立台湾大学のChuan-jen TSUと、上海医科大学(中国)のZheng-min WANGを訪問して、人工聴覚の使用している聴覚障害者による音声聴取能力の実態を、とくに子供の場合について詳細に観察し、声の高さの弁別能を言語の特性に共通して検査と訓練をする方法の開発のために、第2年度の研究計画を再調整した。この結果を踏まえて、パーソナルコンピュータの利用による音声合成プログラムとComputer Assisted Instruction(CAI)の機能を組み合わせて、声の高さの弁別能の検査訓練システムを設計した。 声の高さに関与する音声波の基本周波数と強度と持続時間の変化の範囲は、各言語の音声学的な特性と一般的な聴覚知覚の特性とに基づいて設定した。そして、このシステムで使うための、日本語の単語アクセントと中国語の音節声調についての単語表を編集し、それらの対する合成音声の自然性の向上と、提示順序の選択の論理を、現在検討している。国内外の研究分担者が試用できるような実用的なシステムに圧縮することも視野に入れている。
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