研究概要 |
(1)シロイヌナズナ、タバコにおける核コード、プラスチド・シグマ因子遺伝子(sig遺伝子群の構造及び機能解析を行なった結果、新規遺伝子sigD,sigE,sigFを同定した。sigA,sigB,sigCについてuid及びGFP遺伝子との融合遺伝子の形質転換体の作成と解析を行なった。(2)タバコ培養細胞を用いて細胞周期特異的なテロメラーゼの活性化を調べた。同調培養したタバコBY-2細胞を用いて実験を行なった結果、S期特異的かつオーキシン依存的なテロメラーゼの活性化が起こることを発見した。(3)シロイヌナズナよりテロメラーゼの触媒蛋白質の遺伝子(At TERT)のeDNAをクローン化し、塩基配列の決定、器官特異的な発現を確認した。(4)テロメラーゼ活性を示さない植物細胞の核抽出液よりテロメラーゼ活性を阻害する40KDaの蛋白質を同定した。テロメラーゼ活性の調節に関わっていることが示唆された。(チェコ・グループ)。(5)相互交流と国際共同研究。高橋は、1999年9月 Institute of Biophysics,チェコアカデミーを訪問し、研究連絡セミナー等を実施。J,Fajkus.B.Vyskot博士は1999.10〜11東京分生研他を訪問、研究連絡セミナー等を実施した。2000.2田村はチェコアカデミーを訪問。
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