研究課題/領域番号 |
11694199
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
近藤 孝男 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10124223)
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研究分担者 |
柴田 重信 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (10162629)
海老原 史樹文 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (50135331)
本間 研一 北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40113625)
岡村 均 神戸大学, 医学部, 教授 (60158813)
深田 吉孝 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (80165258)
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キーワード | シアノバクテリア / マウス / 概日時計 / 時計遺伝子 / ショウジョウバエ / 蛋白質相互作用 / 視交叉上核 / 時計蛋白のリン酸化 |
研究概要 |
概日リズムは生物に普遍的に存在し、生物が昼夜交替する地球上の環境に適応するに機能している。このリズムを制御する生物時計機構の解明は基礎生物学が取り組まねばならぬ重要な課題の一つである。近年分子遺伝学的解析が進展し、ショウジョウバエ、アカパンカビ、シアノバクテリア、マウスなどで生物時計の中核をなすと思われる遺伝子がクローニングされ、その解明が現実のものとなってきた。これまで米国が研究をリードしてきたが、近年シアノバクテリアや哺乳類の遺伝子が国内の研究者により発見され、日米での研究協力がこの分野にとって極めて重要になってきている。日米の研究者が共同研究を一層進めるため、本年度は、昨年度から継続しているいくつかの個別共同研究のプロジェクトを進めるとともに、12月16日-12月20日に京都で10名の研究分担者、協力者に加え、10名の国内研究者を招き、米国およびヨーロッパからの15名の参加者と集中的な議論を行い、これまでの共同研究の成果を検討し、今後の継続を図ることが出来た。またこのシンポジウムは公開で行ない、40名の一般参加をえて、基盤研究の成果を多くの国内研究者に公開することができた。 具体的な研究成果としてはシアノバクテリアの時計蛋白質の新たな機能、、KaiC蛋白質の生化学的機能、マウスの概日リズムのリアルタイム測定系の開発、食事制限による肝臓のリズムの発見、Per1やPer2遺伝子欠損の効果、MAPカスケードの時計における機能、視交叉上核のmPerの発現とコンパートメンテーション、鳥類の概日時計遺伝子の解明、などの多くの成果を得ることが出来た。
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