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1999 年度 実績報告書

本態性高血圧の分子遺伝学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11694285
研究種目

基盤研究(B)

研究機関愛媛大学

研究代表者

三木 哲郎  愛媛大学, 医学部, 教授 (00174003)

研究分担者 伊賀瀬 道也  愛媛大学, 医学部・附属病院, 助手 (90314955)
名倉 潤  愛媛大学, 医学部・附属病院, 講師 (70304607)
小原 克彦  愛媛大学, 医学部, 助教授 (30260384)
キーワード本態性高血圧 / 遺伝子解析 / 症例一対照研究 / 分子遺伝学
研究概要

平成11年8月上旬、三木と上村欣司(研究協力者)は、グラスゴー大学を訪問し、共同研究者のジョンソン教授や、ドミニックザック教授のグループの研究者に会い、ヒト高血圧研究や自然高血圧発症ラットの原因遺伝子の単離同定に向けた分子遺伝学的研究について情報を交換しあった。
愛媛県下の研究では、A企業で、成人病健診を行った社員(約2700人)、高齢化率が40%を越えている島嶼部B村で、健康調査の終了した住民(約300人)、無症候性脳梗塞患者(約300人)の合計約3300人を対象とした分子疫学の研究を行っている。各個人について、家族歴、疾病の有無、生活習慣などの聞き取り調査と、末梢血検査、検尿、血液生化学検査、血圧などの健診データ収集は終了した。頚動脈エコー検査の結果を、動脈硬化の指標とした。さらに、白血球由来の高分子量DNAの抽出も終わった。
A企業では、高血圧患者100名と健常者100名を選び出し、症例一対照研究を行っている。ACE遺伝子の中の10種のSNP(single nucleotide polymorphism)によるハプロタイプ作成したが、日本人のハプロタイプの中には、欧米白人では報告されていないタイプが存在することが判明した。今のところ、ACE遺伝子と高血圧との関連はみられない。また、既報告の高血圧関連遺伝子のゲノタイピングをASO(allele specific oligonucleotide)の原理を用いた方法で決定しつつある。
B村では、起立時の血圧の変動と頚動脈の動脈硬化度の関連を調べたが、起立後、血圧の変動が大きいヒトほど、頚動脈硬化度が大きいことが判明した。また、これらの遺伝的危険因子として、APOE遺伝子、ACE遺伝子が関与していることが判明した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Koharak,Zhao B.et al: "Relation of left venticulur liypentro phy and geometry to asyrmtomatic cerebrovascular damoges in"Am.J.Cardicel. 83. 367-370 (1999)

  • [文献書誌] UemuraK,KoharaK,et al: "Delehson palymorphyism of ACE gene in assouiated with"Hypertes Res. (印刷中).

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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