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2000 年度 実績報告書

免疾抑制蛋白の構造解析・遺伝子クローニングを肝移植・癌遠隔転移における役割

研究課題

研究課題/領域番号 11694304
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

橋本 俊  名古屋市立大学, 医学部, 助教授 (10094393)

研究分担者 近藤 知史  名古屋市立大学, 医学部, 講師 (50234935)
真辺 忠夫  名古屋市立大学, 医学部, 教授 (80127141)
鈴木 達也  名古屋市立大学, 医学部, 助手 (00285222)
国松 己歳  名古屋市立大学, 医学部, 講師 (70145746)
二口 充  名古屋市立大学, 医学部, 助手 (60275120)
キーワード肝移植 / 免疾抑制蛋白 / 癌転移 / IDO
研究概要

12年度の成果
12年度において臨床では生体肝移植症例を増やし、免疫寛容確立症例も2例増加し3例となった.すべての血清を保存し、新しい蛋白探究法としてSELDI-Protein Chipsを導入して検した.また、米国David H.Munnが1999年のImmunology Todayに報告した内容に準じ、必須アミノ酸であるトリプトファンを異化する酵素IDO:indoleamine 2,3-dioxygenaseを新しい免疫寛容関連物質として検討を行った.
.1.肝移植における免疫寛容
自験例生体肝移植では40例中3例に免疫抑制剤から離脱した症例を経験し、血清中の蛋白の変化をSELDI法により検索している.臨床から得た肝移植後の免疫寛容に関する知見を国際移植学会・アジア移植学会・Transplant Proceedingsに報告した.未発表ではあるが臨床生体肝移植における血清をSELDI-Protein Chipsにかけ結果数種の蛋白が移植後発現することを明らかにした.
2.新しい免疫寛容関連物質の検討
IDOのinhibitorをInnovative Research of America社のpolymer pelletに含ませたものを輸入し、これを自然に免疫寛容誘導されるmice肝移植に投与した.結果、投与量の関係が影響し、免疫寛容をブロックするに至っていない.台湾ではratにおけるIDOのsequenceと肝移植でIDOが誘導されることを明らかにし、ともに結果をTransplantation Immunologyに発表した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Chiang KC(江貴真): "Cluster in may be involved in rat liver allograft, tolerance."Transplant Immanology. 8. 95-99 (2000)

  • [文献書誌] Tair-Long Pan: "Identification of the indole a mine 2,3-dioxygenase nucleotide sequence in a rat liver transplant model"Transplant Immunology. 8. 189-194 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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