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2000 年度 実績報告書

日中における持続可能な社会のための環境教育システムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11695005
研究機関東京学芸大学

研究代表者

小澤 紀美子  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (40114813)

研究分担者 原子 栄一郎  東京学芸大学, 教育学部・環境教育実践施設, 助教授 (70272630)
樋口 利彦  東京学芸大学, 教育学部・環境教育実践施設, 教授 (10134785)
小川 潔  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (70133113)
森茂 岳雄  中央大学, 文学部, 教授 (30201817)
キーワード持続可能性 / 環境教育 / クロスカリキュラム / 浸透教育 / 教員研修 / 中国 / 日本 / 総合的な学習の時間
研究概要

日本及び中国の環境教育の推進を「持続可能な社会づくり」の視点から行い、そのための教師研修のあり方を昨年の日本側チームが中国を訪問して研究交流を行った実績を踏まえて研究交流を行った。本年度は、教育実践と日中のそれぞれの自然環境、環境教育の実践の場の視察を踏まえ、研究の課題の焦点化と教師の能力・意識に対応した研修のあり方、エコスクール(緑色学校)にテーマを絞った。まず、7月2日から8日まで中国チームの4名が来日し、「日本の環境教育の歴史」「日本における環境教育政策」「総合的な学習の時間の新設と環境教育」などのブリーフィングにより、日中の環境教育の実践の課題を明らかにした。さらに、「横浜自然観察の森」「横浜市立茅ヶ崎小学校」「学芸大学附属世田谷小学校」「世田谷深沢環境共生住宅団地」「地球環境パートナーシッププラザ」の視察を踏まえ、環境教育実践のフィールドのあり方や教師のカリキュラムデザインに求められる情報収集に対する課題を議論した。さらに11月5日から11月10日まで日本側チームが中国を訪問し、同様の研究交流を行った。具体的には、「密雲県第一小学校」「紅文中学校(日本の高校に該当し、水をテーマに実践)」の授業視察と教師を交えた教育委員会と方たちとの討議、北京都心部の歴史と汚染の実態、郊外の土壌流失の実態、北京市の水の供給の実態を視察し、さらに新設された環境教育施設を視察。研修を受けた教師の授業実践と生徒の反応の日中比較、教師への質問紙調査(日中それぞれプレ調査として実施)結果の分析、環境教育実践を支援する施設、情報整備などの比較から、日中における環境教育の概念の差異の明確化、環境教育の方法としての浸透教育、総合的な学習の時間の批判的な分析、教師の能力・意欲に応じた研修システム構築の課題を検討していくこととした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 小澤紀美子: "中国の環境教育"環境教育学研究. 第10号. 93-100 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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