5月にイギリスの二人の先生を招いて、(一人は別の予算で)研究者四人(リード・横山・Seyd・Whiteley)は党員研究のワークショップを二回実施しました。そして、5月13日に公共選択各界に特別研究会を開いて、イギリスの党員研究の報告をしてもらいました。日本の国会議員(与党一人・野党一人)に合わせて、情報交換した。選挙運動の現場も見学しました。 ワークショップを通じて、色々な具体的な教訓を頂いきました。厳しい指摘もありました。アンケート調査を先生二人だけで実施するのはなかなか難しいことが解りました。日本政治のタイミングも党員研究に難しいことを踏まえて、アンケート調査を延期して、平行している研究を優先しることに決めました。 2000年6月総選挙における各候補者の広報を集めるために、各都道府県の選挙管理委員会にお願いして、回答率100パーセントで、広報を全部集めました。この広報を整理して、分析できるような設備・ソフトを購入しました。 日本における並立制の二つの総選挙を分析する英文の本をほぼ完成しました。歴史的な背景と統計学的な分析に加えて、都道府県七つの事例研究で、16章から編成されています。事例研究は大学院生(日本人3名、外国人4名)を動員して実施しています。今年4月までに出版社に送る予定です。比較をよりよくできるように、イギリスの選挙研究で有名な15冊全集を購入して、現時点で12冊めに入りました。
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