研究課題/領域番号 |
11695029
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
鈴木 恒雄 金沢大学, 理学部, 教授 (60019502)
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研究分担者 |
ILGENFRITZ EM. 金沢大学, 理学部, 助教授 (40311675)
寺尾 治彦 金沢大学, 理学部, 助教授 (40192653)
青木 健一 金沢大学, 自然科学研究科, 助教授 (00150912)
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キーワード | QCD / monopole / guarh confiement / laltice / topology / duality |
研究概要 |
研究目的と実施計画にそって高エネルギー研(KEK)のVPP500と理化学研究所のVPP700共同利用計画に採用され以下の研究を行った。 (1)SU(2)QCDでこれまでに得られたmonopole actionから完全作用と完全演算子のパラメターを決め、string modelの形でstrong coupling展開が出来る領域で弦定数やグルーボール質量を解析的に計算した。 (2)SU(3)PureQCDの2本の独立なmonopole currentに対するmonopole actionを、2次、4次、6次の相互作用項を入れた形で求めた。その結果、Block-Spin変換によりスケールしたmonopole actionが得られた。SU(2)と同様に、弦定数やグルーボール質量を解析的に計算した。(3)確率的ゲージ固定法という新しい方法で、モノポール描像のゲージ依存性を調べた。その結果、MAゲージ以外でもアーベリアンドミナンスやモノポールドミナンスといった重要な現象が見られることがわかった。(4)QCDの真空が、デュアルな可換ヒッグス理論で記述されることを、解析的な計算とシミュレーションとを比較して示した。以上の結果は、日本物理学会、Lattice'99の国際会議で発表され、論文としても出版されるか投稿中である。
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