1.日・タイ両国の環境教育の実情を研究しながら、日本の小中学校指導要領(理科)の元で、環境教育をどのようにしてゆけるか、そのあり方にっいて、研究をした。 2.タイ初等局傘下県教育事務所段階の現職教員研修会で環境教育の指導・講演を行った。 3.日・タイ両国で、水道水のESRによる分析研究が行なった。また、チェンライ地域総合大学の理科学教育センターでの環境分析研究の支援を行った。 4.日・タイの中学校生徒の環境問題に対するアンケート調査分析を行い、結果を、スペインにおける教科教育関係国際学会(WCCI)で発表した。 5.タイ側研究者による研究も進んだ。ペンパン氏による地域植物の環境分析、ブンヤン氏の飛行場の騒音環境問題実測研究、マリー氏は、廃棄サトウキビがらによる、紙の生成の研究が進み、日・タイ環境教育シンポジュームで発表した。 6.日・タイ環境教育シンポジュームが行われた。日程は2001年10月12日から9日間で、基調講演、ポスターセッションの発表を含め、20件の発表が行われた。また、各地の学校や、環境関係施設の見学会が行われた。タイ側から、研究分担者以外にも、環境教育研究学者、(環境)教育行政責任者、(環境)教育実践者(中学校教員)などが参加し、日本側からも、分担者以外の環境関係学者が集まった。その論文集は印刷されたが、環境教育学会の別冊論文集として申請予定である。 7.結果として、この研究に関係してシンポジュームやセミナーで日・タイ間の、両国研究者の往復が多数回行われ、国際交流が進展した。
|