研究課題/領域番号 |
11695034
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 高エネルギー加速器研究機構 |
研究代表者 |
高田 耕治 高エネルギー加速器研究機構, 加速器研究施設, 教授 (10044760)
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研究分担者 |
松本 浩 高エネルギー加速器研究機構, 加速器研究施設, 助教授 (90132688)
陳 栄浩 高エネルギー加速器研究機構, 加速器研究施設, 助教授 (60270394)
山崎 良成 高エネルギー加速器研究機構, 加速器研究施設, 教授 (90011759)
早野 仁司 高エネルギー加速器研究機構, 加速器研究施設, 助教授 (00173055)
伴 秀一 高エネルギー加速器研究機構, 放射線科学センター, 助教授 (70141976)
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キーワード | リニアコライダー / イオン / ビーム不安定性 / 実験的研究 / パルストランスフォーマー / 光中性子 / 大電流 / ビームフィードバック |
研究概要 |
今年度はまず計算機シミュレーションによる実験のためのビームや線形器加速器のパラメーターの最適化をロシアのBINP研究所からTeryaev氏を招聘し共同で行った。これによりPALのPLS加速器を使用して高速イオン・ビーム不安定性の実験を行うことが可能であることが確認された。また実験に必要な速い個別バンチビーム位置検出器(BPM)の開発、製造や浦項加速器研究所との広帯域ビームフィードバック装置の共同開発を行った。これらをPALに持ち込み、実験に必要なコントロールシステム計算機プログラムの開発と動作試験をPALで行った。大電流運転に伴う他のビーム不安定性や発熱問題のコントロール方法の開発を開始した。これらは来年度で解決方法を探し出さなくてはならない。また、新しいビーム診断法によってSingle Bunch Current Thresholdを調べることが可能かを考察した。パルス高電圧発生部のLCR回路網の理論解析やパルストランスフォーマーの理論解析を行い、C-バンドRF発生源の効率を上げることに成功した。日本のチームが韓国に渡り、PALで電子照射による厚いターゲットからの光中性子測定及び軽い核(C,O)の光核破砕反応によるトリチウム核生成率を求める実験を行った。それに伴いKEKとPALの中性子測定システムを校正した。また、高エネルギー電子照射による厚いターゲットからの光中性子測定を行った。
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