研究課題/領域番号 |
11695035
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研究機関 | 核融合科学研究所 |
研究代表者 |
林 隆也 核融合科学研究所, 理論・シミュレーション研究センター, 教授 (60156445)
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研究分担者 |
東井 和夫 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 教授 (20093057)
川端 一男 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 教授 (60109353)
佐藤 哲也 核融合科学研究所, 理論・シミュレーション研究センター, 教授 (80025395)
中島 徳嘉 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助教授 (30172315)
熊沢 隆平 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助教授 (70109354)
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キーワード | トロイダルプラズマ / プラズマ閉じ込め特性 / 仮想現実可視化装置 / ヘリカルプラズマ / プラズマ計測 / プラズマ加熱 / プラズマ安定性 / 計算機シミュレーション |
研究概要 |
1 前年度に引き続き、核融合プラズマ複雑現象を計算機シミュレーションで解明するための先進的可視化手法として、仮想現実表示装置の開発を行った。特に、表示装置と人間との間のインターフェイスの開発を行い,シミュレーション研究者が仮想現実空間内で対話的に計算結果を簡便・効率的に解析するための手法を実現した。また2面スクリーンとパソコンを用いた安価で簡易な装置を開発するとともに、遠隔地に設置された仮想現実表示装置同士をネットワークでつないで複数の研究者が共同研究を行うための方式の検討をおこなった。ヘリカルプラズマにおける磁気島生成および圧力駆動型不安定性非線形時間発展の法則性やダイバータプラズマの特性などを新しい計算機シミュレーションコードの開発といくつかの特徴的状況における計算によって調べた。また、大規模な計算機解析と組み合わせた理論的アプローチの重要性を確認した. 2 トーラスプラズマの閉じ込め特性において重要な役割を果たす異常輸送現象を記述する基本ダイナミクスのモデリングを行った。これまでのモデリングにあらわれる特異点の数学的取り扱いに関する問題点を指摘するとともに、乱流揺動・プラズマシアー流・プラズマ圧力勾配の3つのダイナミクスおよびいくつかの外部入力項を組み合わせた新しいモデルを提唱した。また、モデリングに現れる係数に取り入れるべき物理過程の検討を行い,モデリングの今後の拡張の方向性を調べた。また、実験結果との相互比較によってモデリングの検証をおこなう方法を検討した。
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