| 研究概要 |
本研究科課題は,北陸先端科学技術大学院大学とカルロバ大学(チェコ共和国)との国際共同研究として行われるものであり,今年度は3年間の研究期間の初年度にあたる。
1.研究活動 今年度の活動としては,日本側からブラッハおよび宋が9月上旬に,また平石が1月下旬にカルロバ大学を訪問し,研究成果の交換を行った。9月のチェコ訪問時には,日本側およびチェコ側から関連する専門分野の研究者が集まり,チェコ-日本の合同シンポジウムを開催した。また,9月中旬〜下旬にはチェコ側のCepek助教授が北陸先端科学技術大学院大学に滞在し,研究交流および講演会を行った。
2.研究成果 今年度の具体的な研究内容は,ファジイ環境下などの不確実性をもつスケジューリング問題,開始時刻の同期を考慮したスケジューリング問題,支配関係を持つ機械に対するスケジューリング問題,複数の先行関係が混在した場合のスケジューリング問題など,非標準的な制約条件をもつスケジューリング問題についてのものであり,いくつかの理論的な成果が得られた。
3.成果の発表 得られた研究成果の一部は,以下の国際会議で発表を行った。
・The Second Asia-Pacific Conference on Industrial Engineering and Management Systems
(Oct.30-31,1999,Kanazawa,Japan)
・13th JISR-IIASA Workshop on Methodologies and Tools for Complex System
(Sept.9-11,1999,Laxenburg,Austria)
・15th Triennial Conference of The International Federation of Operational Research Societies
(Aug.16-20,1999,Beijing,China)
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