研究分担者 |
小森 悟 京都大学, 工学研究科, 教授 (60127082)
松本 充弘 京都大学, 工学研究科, 助教授 (10229578)
鈴木 健二郎 京都大学, 工学研究科, 教授 (00026064)
中部 主敬 京都大学, 工学研究科, 助教授 (80164268)
吉田 英生 京都大学, 工学研究科, 教授 (50166964)
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研究概要 |
本研究は,平成11年度に国際学術研究(大学間協力研究)として開始されたものであり,京都大学の熱工学の研究者が,京都大学と大学間学術協力協定を結ぶ中華人民共和国の清華大学ならびに大韓民国のソウル国立大学の熱工学の研究者との間で「マイクロマシン工学構築のための熱流動科学」に関する大学間協力研究を行うことを目的とするものである. 本年度には,平成13年9月26-28日に,京都大学附属図書館において,京都大学-ソウル大学校-清華大学熱工学会議を開催した.また,工学研究科研究室において本研究課題に関する研究討論と研究打ち合わせを行った.ソウル大学校からはSung-Tack Ro教授を含む8名の研究者を招へいし(京都大学財団経費),清華大学からはBu-Xuan Wang教授を含む7名の研究者を招へいした(科学研究費経費).京都大学からは32名の参加があった.平成11,12年度には,清華大学との間に2回にわたる合同会議をもっていたが,本年度にはその学術交流の輪をソウル大学校にも拡張することができた. ソウル大学校との間では,平成13年12月に,研究代表者牧野,分担者吉田・中部の3名がソウル大学校を訪問し,また,同学と連携の深い韓国科学院(KAIST)を訪問して,本研究課題に関する研究討論と研究打ち合わせを行った.さらに,平成14年2月には,当時東京滞在中の同学Sung-Tack Ro教授を京都大学に招いて,本研究課題に関する研究討論と今後のための研究打ち合わせを行った.両大学と京都大学の熱工学の研究者間の討論のなかで,マイクロマシン工学あるいはMEMSにおける熱流動科学の基礎研究の重要性,3大学における研究の相互理解と情報交換の重要性が認識された.国際学術交流の基礎が確立されつつある.
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