研究課題/領域番号 |
11695066
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 都城工業高等専門学校 |
研究代表者 |
松浦 修平 都城工業高等専門学校, 校長 (80038215)
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研究分担者 |
田本 睦雄 都城工業高等専門学校, 物質工学科, 教授 (10044554)
中原 祐典 都城工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (80044543)
平原 洋和 都城工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (10044538)
浜田 英介 都城工業高等専門学校, 物質工学科, 助教授 (70300663)
剣田 貫治 都城工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (60044567)
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キーワード | モンゴル / クリーン・エネルギー / 太陽電池 / 自然環境 / 水質 / 水の浄化 / 逆浸透圧 / バクテリア |
研究概要 |
1.エネルギー天然資源の調査研究 (a)太陽エネルギーの調査研究 天候や日射量と太陽パネル電池の発電量との関係を調査するため、モンゴルではウランバートル市とゴビ地区に設置した太陽パネル電池でフィールド試験をモンゴル技術大学で行い、宮崎では昨年度都城高専に設置された太陽光発電システムを利用してデータの蓄積を行った。 (b)レアアースの調査 モンゴルのエルデネント地方において、鉱物資源としてのレアアース(希土類元素)の調査を行い、サンプリングした土を日本に持ち帰り元素分析と定量分析を蛍光X線分析装置で行った結果、数力所のサンプルからイットリウム(Y)を検出した。イットリウムの含有量は、各々0.1-0.2wt%程度であった。またこの中にはカルシウム(Ca)やストロンチウム(Sr)などのアルカリ土類元素が検出された。この採取地付近の土にはかなりの重希土が分布している可能性が高いことが推測され、より密度の高い調査が必要である。 2.水資源の調査研究と水の分析 平成11年7月と10月に首都ウランバートル市、エルデネット市、ダルハン市周辺の河川、湧水、井戸水等をサンプリングし、その水質分析を行った結果、亜ヒ酸イオン等の成分は検出されなかったが、硝酸、亜硝酸イオン濃度の高い湧水を確認した。また、これらモンゴルの陸水はCa2+イオン等の無機陽イオン濃度が高く、pHも9以上と高い箇所が3点程確認された。また、希釈平板法やアクリジンオレンジ法による細菌数の計数を行った。これらの結果を踏まえ、モンゴルの陸水中の無機塩を除去する最適な処理法として、"RO膜による脱塩装置の利用"の検討を行った。 3.バクテリア資源の調査 モンゴルの中央に位置する地方の家畜の乳製品の種類と製造方法、乳製品に関連のある特に馬乳酒のバクテリアを調べることを目的に,各地でサンプリングして日本において有用微生物のスクリーニングを行った。
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