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2001 年度 実績報告書

環境保全型農業と遺伝資源に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11695069
研究機関宇都宮大学

研究代表者

奥田 誠一  宇都宮大学, 農学部, 教授 (90091941)

研究分担者 前田 忠信  宇都宮大学, 農学部, 助教授 (20008022)
松澤 康男  宇都宮大学, 農学部, 教授 (00008004)
稲泉 三丸  宇都宮大学, 農学部, 教授 (60007987)
福井 糧  宇都宮大学, 農学部, 助教授 (10323320)
菅原 邦生  宇都宮大学, 農学部, 教授 (50091947)
キーワード環境保全型農業 / 持続的農業 / 遺伝資源 / ハイブリッドライス / 病害虫総合防除
研究概要

1.環境保全型農業に関する研究:病害虫防除のための新技術開発のため,有用土壌微生物を利用した土壌病害の防除法を検討するとともに,害虫の生息種及び生態について比較研究した.在来家畜の飼養管理技術に関して,卵用の在来種である紹興鴨種畜場を調査した.飼料は専用の配合飼料と川に生えているホテイアオイなどを用い,排泄物は川に流すという粗放的であるが,立地条件を生かした飼養管理を行い,3人で8000羽を管理していた.現状では環境保全型農業に近い方式であるが,多数羽飼育が求められたときの対応は今後の課題である.
2.遺伝資源の開発と利用に関する研究:イネの多収技術,高品質化に関わるハイブリッドライスについて,中国では既に作付の約50%がハイブリッド品種で占められており,籾収量で1t/10a以上のかなりの多収が予想される.採種のために,細胞質雄性不稔維持系統を4列,回復系統を1列の5列-1m幅で繰返し栽植され,種子収量は150〜300kg/10a程度であるので1/100〜1/200の採種圃場が必要と推定される.浙江省から安徽省にかけての河川沿いの中山間地〜山間地では,河川敷から緩やかな斜面における水田と山の裾野部の畑にトウモロコシ,大豆,サツマイモが栽培され,トウモロコシの後に麦を入れ3年4作の輪作体系が取られ,農家の自給食糧を持続的に確保し得る生産方式が認められた.その他,ゴマ,ヘチマ,小菊(薬用茶)などの作付もあり,茶は近年の輸出用茶の需要拡大に伴い新植園が多く,きつい斜面でも開墾されていた.

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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