研究課題/領域番号 |
11695095
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
高橋 誠治 日本歯科大学, 歯学部, 助教授 (80095174)
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研究分担者 |
波多野 泰夫 日本歯科大学, 歯学部, 助教授 (20130693)
松本 茂二 日本歯科大学, 歯学部, 教授 (90115072)
古屋 英毅 日本歯科大学, 歯学部, 教授 (30060429)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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キーワード | 日帰り麻酔 / 術後疼痛対策 / 局所麻酔薬 / レボブピバカイン / 血管収縮薬 / 循環器疾患 / 国際研究者交流 / イギリス |
研究概要 |
欧米では、患者が入院よりも自宅療養を望むことや入院費用の節減などの理由から、外科処置や検査の約60%が日帰り(外来)麻酔のもとに施行されている。これに比べて日本ではその大部分が入院症例となっており、患者サービスや医療財政の面から改善が望まれている。本研究の目的は、英国における日帰り麻酔に対応するための専用施設であるDay Case Unitの実情をもとに、日本での日帰り麻酔のシステムを確立することにあるが、本年度は特に毒性が低く作用時間が長いため日帰り麻酔の術中・術後の疼痛管理に適した局所麻酔薬として英国で新開発されたレボブピバカインの日本での歯科臨床における応用を促進することを目標とし、以下の実績をあげた。 1.本研究代表者と研究分担者1名を英国に派遣し、マンチェスター大学とロンドン大学における日帰り麻酔とレボブピバカインに関して、歯科臨床応用へ向けて実情見聞と資料収集を行った。 2.英国マンチェスター大学からP Coulthard(口腔外科専任講師)とロンドン大学からJ P Rood(口腔外科教授)の2名を招聘し、英国におけるレボブピバカインの臨床応用の実際例をもとに関係諸機関に働きかけを行い、日本でのレボブピバカインの歯科臨床応用への準備を行った。特にレボブピバカイン注射液の濃度を0.75%、あるいは1.00%とし、そこに添加する血管収縮薬の必要性と、エピネフリンを添加する場合に1/8万から1/20万の何れの濃度にするか討議した。 3.本研究機関で行っている日帰り麻酔に適した麻酔法、ならびに術後の疼痛管理や患者を安全に帰宅させるために必要な回復度の評価法に関する基礎研究と臨床研究についてRood教授、Coulthard講師と意見交換を行った。
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