• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

校長の教育的リーダシップと学校成果の関係構造

研究課題

研究課題/領域番号 11710159
研究機関九州共立大学

研究代表者

露口 健司  九州共立大学, 経済学部, 講師 (70312139)

キーワード校長 / リーダシップ / 学校成果 / 教育経営 / エスノグラフィー
研究概要

本研究の目的は、校長の教育的リーダシップと学校成果の関係の「因果性」を数量的手法によって明らかにし、校長が学校成果を高めるために採用している戦略的「方法」をエスノグラフィー(民族誌)的手法によって明らかにすることにある。初年度の研究成果は、下記の雑誌論文(「校長のリーダシップと学校成果(School Effectiveness)の関係」『日本教育経営学会紀要』第42号、審査合・2000年6月発表予定)において報告している。
事例校(小学校)において、およそ100時間の参与観察及びインタビュー、校内の全教職員に対するアンケート調査を実施したところ、次の結果が得られた。すなわち、第1は、当該校長のリーダシップが学校成果(組織パフォーマンス、教師パフォーマンス、プログラムパフォーマンス、児童パフォーマンス)に強い影響を及ぼしていること、第2は、学校成果を高める戦略的「方法」として、管理的行為への教育的意味の付与、実験性風土の形成等が採用されていたことである。
この論文は、本研究課題の目的・方法に関する全体的構図を示したものである。現時点では、「交付申請書」に示した、約1000名程度の小学校教員に対する質問紙調査の実施、2つ目の事例校への参与観察も既に終了している。上記の質問紙調査の結果は、日本教育経営学会第40回大会(於:筑波大学)において報告する。質問紙調査の分析結果からは、効果的学校の校長は、学校文化に強い影響を与えていること、教師から「管理者」というよりも「教育者」であると認知される傾向が強いこと等の新たな知見が得られている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 露口健司: "校長のリーダシップと学校成果(School Effectiveness)の関係 -リーダシップの量的・質的分析-"日本教育経営学会紀要. 第42号(発表予定). (2000)

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi