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1999 年度 実績報告書

ツングース諸語の言語文化に関する記述言語学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11710282
研究機関東京外国語大学

研究代表者

風間 伸次郎  東京外国語大学, 助教授 (50243374)

キーワードツングース諸語 / 記述研究 / 使役 / 所有 / フィールドワーク / テキストコーパス
研究概要

夏と春の2度にわたって現地調査を行い、資料の乏しいツングース諸語の記述研究を行っている。年度末にはそれらを集成したものである「エウェンの歌」及び「ナーナイの民話と伝説5」が刊行される(現在印刷中である)。これらは現地で録音した生の音声資料から一字一字書きおこしたもので、また民話や伝説、歌といったジャンルの性格上、当該民族の文化的な情報を豊富に含んでいる。当言語の音声や文法の仕組みの解明にも必要不可欠のものである。
またこうした資料から帰納される文法研究も他方で大きな進展があった。
ツングース諸語における使役の特殊性について、言語学会(秋季)にて発表した。またアルタイ学報第9号における「アルタイ諸言語における所有/存在を示す一形式について」ではモンゴル語の-tai^3とナーナイ語の-ko/-ku、トルコ語の-liのような形式が、譲渡不可能的な名詞をとることを資料より立証した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 風間伸次郎: "アルタイ諸言語のいくつかにみられる所有/存在を示す一形式について"アルタイ学報. 9号. 93-124 (1999)

  • [文献書誌] 風間伸次郎: "ツングース諸語における指定格について"語学研究所論集. 第4号. 51-79 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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