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2000 年度 実績報告書

ツングース諸語の言語文化に関する記述言語学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11710282
研究機関東京外国語大学

研究代表者

風間 伸次郎  東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (50243374)

キーワードテキスト / コーパス / 口承文芸 / フィールドワーク / 少数民族 / ツングース諸語 / 歌 / 音声資料
研究概要

・ツングース言語文化論集13『エウェンの歌』
本書はE.N.Bokova氏による以下の三冊の本を原著としている。
Pesni,E.N.Bokova,Centr narodnogo tvorchestva,1992.
Evenskie narodnye pesni,E.N.Bokova,Magadan,1994.
Nodyke-da er bugu(Prekrasen moj kraj),E.N.Bokova,CIF"SITIM",Jakutsk,1994.
これら上記の本にはエウェン語での歌詞とその楽譜があるのみである。露訳者のZ.I.Babceva氏はこれを訳出して出版することを思い立った。他方編者(風間)は1996年夏に初めてマガダン市を訪れ、日本での出版を約束し、コンピュターで入力した。エウェン語の資料において、民話等の散文はある程度出版されているが、歌は非常に貴重である。特にエウェンにおいてほとんどの歌は個人所有のもので、即興的なものも多く、歌詞も個人的な背景を知らなくては解釈の難しい場合も多々ある。
・ツングース言語文化論集14『ナーナイの民話と伝説5』
本書はロシアの少数民族であるナーナイの民話と伝説などの口承文芸を、録音から書き起こして文法的分析及び翻訳を加えたものである。近年相次いで語り手が亡くなり、本著採録のテキストは全て村にただ一人残る「語りべ」によるものだけとなってしまっている。したがって本書の記録はきわめて貴重なものということができる。本書に収録したテキストは全部で9で、 テキスト1,2,3,5,6,7はジャンルとしてはningmaanで、4はsioxorである。8,9は歌であるが、語り手自らの経験を歌ったもので、伝統的なタイプであると考えられる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] E.N.Bokava著Z.I.Babtseva訳風間伸次郎編訳: "ツングース言語文化論集13『エウェンの歌』"東京外国語大学(科研費報告書). 119 (2000)

  • [文献書誌] 風間伸次郎採録・訳注: "ツングース言語文化論集14『ナーナイの民話と伝説5』"東京外国語大学(科研費報告書). 369 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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