研究概要 |
本年度は.引き続き対称空間上の積分幾何と.パフィアン型微分方程式の関係について研究した。具体的には、(i)アファイングラスマン多様体上のラドン変換の像が.どのようなパフィアン型微分方程式により記述されるか?という像の特徴付けの問題(ii)ラドン変換の像から.逆像を再構成する.という反転公式の問題.(iii).(i)に関連して、像を特徴付ける微分方程式の一意性の問題.以上3つの問題に取り組み、極めて満足すべき.結果を得た。尚、この研究は.アメリカ合衆国タフツ大学のフルトン・ゴンザレス準教授との共同研究によるものである。本研究により,パファアン型方程式がグラスマン多様体上のラドン変換と密接な関連がある事が明らかになった。尚,研究成果は.アメリカ合衆国マウントホーリーヨーク・カレッジで開催された研究集会「Radon transforms and Tomography」で発表し、現在論文を投稿中である。
|