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1999 年度 実績報告書

半導体自然超格子におけるスピン偏極電子の制御

研究課題

研究課題/領域番号 11750016
研究機関神戸大学

研究代表者

喜多 隆  神戸大学, 工学部, 助手 (10221186)

キーワードオーダリング / スピン / 自然超格子
研究概要

半導体自然超格子を用いたスピン偏極電子の生成と緩和の制御で重要なポイントはオーダーパラメターによる価電子バンド分離エネルギーの制御と自然超格子エピタキシャル膜のもつバンド構造のナノスケール揺らぎによる電子輸送機構にある。この半導体自然超格子のユニークな特徴を利用した新しいタイプの電子スピン生成と緩和過程の制御を実現するために本年度ではでは具体的に以下のようなアプローチで研究を行った。その結果の概要を以下に示す。
(a)半導体自然超格子におけるスピン偏極電子の生成を行い、オーダーパラメターによるスピン偏極状態の制御されていることを実証した。
(b)光励起状態の空間運動とスピン緩和過程を超高速時間分解測光により調べた結果、バンド構造のナノスケール揺らぎが励起キャリアのスピン緩和に関わる相互作用を大きくしていることを突き止めた。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] T.Kita: "Self-Organized Process of InAs-Quantum Dots Monitored by Reflectance-Difference Spectroscopy"Inst.Phys.Conf.Ser.. No.162 craptey9. 457-462 (1999)

  • [文献書誌] K.Yamashita: "Carrier-Relaxation Process in Time-Resolved Up-Converted Photoluminescence at Ordered (Al_<0.5>Ga_<0.5>)_<0.5>In_<0.5>P/GAs Heterointertace"Jpn.J.Appl.Phys.. Vol.38 No.2B. 1001-1003 (1999)

  • [文献書誌] T.Kita: "Dynamic Process of Anti-Stokes Photoluminescence at a Long-Range Ordered Ga_<0.5>In_<0.5>P/GAs Heterostructure"Phys.Rev.B15. Vol.59 No.23. 15358-15362 (1999)

  • [文献書誌] K.Yamashita: "Linear Electrooptic Effect in Ordered (Al_<0.5>Ga_<0.5>)_<0.5>In_<0.5>P"J.Appl.Phys.. Vol.86 No.6. 3140-3143 (1999)

  • [文献書誌] T.Kita: "Dynamic Process of Two-Dimensional InAs Growth in Stranski-Krastarov Mode"Physica E. (印刷中). (2000)

  • [文献書誌] T.Kita: "Time-Resolved Observation of Anti-Stokes Photoluminescence at Ordered Ga_<0.5>In_<0.5>P and GaAs Intertaces"Journal of Cuminescence. (印刷中). (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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